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海洋深層水が湧き上がる室戸の魅力:前編

これまでdeepureでは、ふかく、うるおいのある毎日のために欠かせないミネラルの大切さや海洋深層水の可能性について様々な切り口でお伝えしてまいりました。 今回はそんなdeepureのルーツともいえる「海洋深層水」が湧き上がる高知県室戸市の魅力について、マスコットキャラクターのピュアちゃんが2日間に渡って現地取材をしてきました。取材の様子を前編と後編に分けて皆様にご紹介したいと思います。

シレストむろと


高知県室戸市までは、ピュアちゃんの住む兵庫県赤穂市から車で片道約5時間。

自称雨女の私ですが、この日のお天気はスッキリ快晴でした!

現地入りして、さっそく取材開始!…の前に、まずは腹ごしらえです。

シレストむろとは深層水を利用した健康増進施設。温水プールをはじめ、露天風呂、フィンランドサウナ、外気浴ホットタブ、足湯など本格的な施設が完備されています。

お食事も充実していて、室戸名物の美味しい魚料理に舌鼓です!

赤穂化成株式会社 深層水事業所

事業所の川島所長に案内いただき、海洋深層水を使った飲料水の製造工場を見学しました。この日は「やさしい純水」の製造が行なわれていましたよ。RO膜による濾過、ホット充填、冷却、シュリンク圧着など、商品が製造される様子を見ることができました。

室戸世界ジオパークセンター

ジオパークとは、重要な地形・地質遺産、その上に広がった生態系、人の暮らしなどを大切に守り、教育や地域の活性化に活かす地域のこと

館内展示を見学させていただき、手つかずの自然が多く残る室戸に興味がつきませんでした。

熱心に取材を行いつつ、深層水コーヒーや炭と塩を使ったジオソフトを味わいながらちょっぴり休憩することも忘れません。

海洋深層水研究所

研究所の河野所長から、スライド資料を用いて深層水や設備について分かりやすく説明いただき、すっかりお勉強モードのピュアちゃん。

1985年(昭和60年)、科学技術庁「海洋深層資源の有効利用技術に関する研究」のモデル海域に室戸岬海域が指定されたそうです。

その後、ハワイ、ノルウェーに次ぐ世界3番目の取水地(日本では初)として、1989年(平成元年)に研究所を設立しました。湧昇流がある室戸の地形は、深層水を取水しやすいことも選ばれた理由の1つです。取水管1本あたりの取水量は、460kL/日となっています。

  • ☆海洋深層水の特徴
  • 海洋深層水は、水温が1年を通して9.5℃前後(8.1~9.8℃)で安定しています。また、圧力がかかるため表層海水よりpHが低い(7.8~7.9)という特徴があります。

他にも、微量元素やミネラルがバランスよく含まれていて、細菌や微生物などが少なく清浄なことも特徴です。海洋深層水には、キレイで人体に良い成分が含まれています!

  • ☆海洋深層水の利用方法
  • 農業:エノキダケ、茄子、ハマアザミなど
  • 水産:ヒラメ、スジアオノリ、サツキマスなど

スジアオノリは、表層水培養に比べて海洋深層水の方が濃い緑色になり、健康成分が多くなるそうです。

海洋深層水のことをいろいろ教わって、ちょっと賢くなったピュアちゃん。でも集中しすぎてちょっとお疲れモードかな?

所長さんが、海を見に行こう!と、外に連れ出してくれました!

「あの辺りに取水管が通っているよ」と、座学で学んだことを今度は実際に見て吸収です。

釜めし 初音

川島所長おすすめのお店にて、夕食に室戸名物のお料理を堪能しました。金目鯛、ハガツオなどのお刺身、さえずり、釜めし、ふぐのひれ酒など。

深層水や室戸の環境について、たくさん学んだ1日目はこれにて終了です。明日はどんな発見があるかな、と期待に胸を躍らせつつ、海洋深層水のお風呂でしっかり疲れをとって就寝しました。

まとめ

海洋深層水が湧き上がる室戸の魅力を知る旅の1日目は、海洋深層水の研究所や事業所を中心に、海洋深層水の特徴や、どう採取し利用するかを学びました。ハワイ、ノルウェーに続いて世界3番目、日本では初の海洋深層水取水地である室戸は、豊かな自然が育む食材を使ったグルメも豊富です。続きは、さらなる室戸の魅力をご紹介する後編で!

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