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塩釜焼きローストビーフを紹介!しょっぱくならない方法も解説

塩釜焼きというと、鯛の塩釜焼きを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。実は、鯛以外でもおいしく調理できます。 この記事では塩釜焼きがおいしい理由やしょっぱくならない料理のコツを解説。また、塩釜焼きローストビーフのレシピを紹介します。

塩釜で包む前のお肉

塩釜焼きはなぜおいしいの?

塩釜焼きにした料理は見た目も豪華になり、とてもおいしいですよね。しかし、なぜ塩釜焼きにするとおいしくなるのでしょうか。ここでは、塩釜焼きがおいしい理由とメリットを解説します。

塩釜焼きとは

塩釜とは塩と卵白を混ぜ合わせたもので、塩釜焼きとは食材を包んで焼く調理方法です。
塩釜焼きは戦国時代から伝えられている調理方法だそうです。まだ冷蔵庫がない時代に保存が効くように考え出された知恵から生まれた調理法だといわれています。

定番の鯛の塩釜焼きは有名ですが、鯛以外の魚や肉類を使っても、とても美味しく仕上がります。家庭用のオーブンレンジや、オーブンがなければフライパンでも調理可能です。ほくほくとした食材とまろやかな塩味で、冬にぴったりの料理です。

塩釜焼きのメリット

塩釜焼きは塩が釜の役割をし、食材を蒸し焼きにします。そのため、ふっくらしっとりした食感に仕上がり、やみつきになる美味しさです。また、塩が引き出す素材そのもののうまみを堪能できます。

塩が料理のおいしさを引き出してくれる理由や塩の調理効果は、以下の記事をご覧ください。

【食材の旨みを引き出す】塩釜ローストビーフのレシピ

ローストビーフ

お子様から大人まで人気なローストビーフも塩釜焼きで調理できます。味はもちろんのこと、見た目も楽しめる一品に仕上げました。お祝いごとや普段より贅沢なご飯を楽しみたいときに、ぜひ料理してみていただきたいレシピです。

【材料】

塩釜焼きの材料

  • ・塩・・・1kg
  • ・卵白・・・3個
  • ・牛もも肉かたまり・・・400g
  • ・ジャガイモ・・・1個
  • ・パプリカ・・・1個
  • ・レタス(湯煎したもの)・・・1枚
  • ・ハーブ(ローズマリー、イタリアンパセリなどお好みで)

【作り方】

  • 1. お肉の水分をふき取る
  • 2. 野菜を食べやすい大きさに切る
  • 3. 卵白をメレンゲ状に泡立てる
  • 4. 塩とメレンゲを混ぜ合わせる
  • 5. 4をオーブン皿に1㎝くらい引く
  • 6. 5の上に、お肉、野菜、ハーブ、レタスの順で具材をのせる(レタスで塩分を調整する)
    レタスを乗せたお肉
  • 7. 6を残った4で包み、塩釜をつくる
  • 8. 180℃に予熱したオーブンで25分焼き、オーブンから出して20分程度予熱で火をとおす
    焼いた直後の塩釜
  • 9. 塩釜を割って中の食材を盛り付けたら完成
    ローストビーフ

塩釜焼きでしょっぱくならないコツ

トレーの上の塩釜

塩で包むため、塩釜焼きに失敗するとしょっぱくなってしまう人もいるでしょう。ここでは、しょっぱくならないために注意したいポイントを紹介します。

肉は大きなかたまりを使用する

食材は大きなかたまりのものを使用してください。特に、肉は魚と違って皮がないため、薄めの肉の場合には塩が浸み込みやすく、しょっぱくなりやすい食材です。

薄めの肉で調理するのではなく、大きなかたまりで調理したのちに薄く切るようにしましょう。

食材と塩の間にレタスやしそを挟む

塩に食材が直接触れると、時間が経つとしょっぱくなってしまう可能性が高くなります。そこで、塩と食材の間にレタスやしそを挟むことで、しょっぱくなるのを防ぎます。

魚の場合には水で戻した昆布で挟むと、塩分の浸透を防ぐだけでなく、昆布の風味やうまみを加えられるため、おすすめです。

時間をかけず、すぐに加熱する

加熱までに時間がかかると、塩分が食材に浸み込んでしまいます。そのため、できる限り手早く食材を包み、加熱まで行いましょう。スムーズに作業できるか不安な方は、レタスやしそを挟むと安心して調理できるでしょう。

加熱して塩釜が硬くなったあとは、塩分が食材に浸み込まなくなります。

まとめ

塩釜焼きは難しいイメージがある人も多いかもしれませんが、実はアウトドアにも向いているほど気軽に作れる料理です。塩釜により蒸し焼きにすることで、凝縮された食材のうまみを楽しめます。しょっぱくならないポイントを押さえれば、味だけでなく見栄えにもこだわった特別なご飯になるでしょう。これまで塩釜焼きを作ったことがないという方も、ぜひ一度調理してみてはいかがでしょうか。

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