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アーモンドミルクは女性の健康に良いって本当?牛乳とはどう違うの?

近年、健康に関心が高まっていることや、ヴィーガンなど食習慣の指向が多様化したことにより、動物由来の「牛乳」よりも、アーモンドミルクや豆乳など植物由来のミルクを選ぶ人が増えています。特に、健康や美容に関心の多い女性では、アーモンドミルクの人気が高まっています。そこで、今回はアーモンドミルクが女性の健康に良い理由や、牛乳との違いについて見ていきましょう。

アーモンドミルクと牛乳の違い

アーモンドミルクと牛乳には、どのような違いがあるのでしょうか。栄養や成分の面から見ていきましょう。

糖質や脂質が少なく、カロリーも少ない

アーモンドミルク(無加糖)は、同じ容量の牛乳と比べて糖質や脂質の含有量が少ないのが特徴です。特に脂質の含有量が少なく、カロリーも2分の1から3分の1程度です。豆乳と比べても低カロリー、低糖質なので、減量のためのダイエットに取り組む女性に好まれています。

牛乳には含まれる飽和脂肪酸やコレステロールも、アーモンドミルクにはほとんど含まれていないことから、心臓血管系の健康にもおすすめです。

食物繊維が多く、便秘解消に効果的


牛乳には含まれていない食物繊維ですが、アーモンドミルクには含まれています。腸の調子を整え、便秘を解消するためには、日常から不足しがちな食物繊維を多めに摂取することが重要。牛乳をアーモンドミルクに変更すれば、食物繊維の摂取量を増やせます

ビタミンE、B12、カルシウムが多い

アーモンドミルクにはビタミンEが多く含まれています。ビタミンEは細胞を活性酸素から守る「抗酸化作用」を持つため、紫外線による影響を軽減し、アンチエイジングにも役立つ可能性があります。さらに、ビタミンEはストレスによる免疫機能の低下を軽減する働きも持っています。

また、アーモンドミルクには同じ容量の牛乳の3倍くらい多くのビタミンB12と、牛乳の10倍もの鉄分が含まれています。ビタミンB12や鉄分の不足は貧血を引き起こしてしまうため、貧血を予防するにもアーモンドミルクを飲むのが有効だと言えるでしょう。貧血気味で疲れやすい、日常の疲労感がなかなか抜けにくいという人は試してみると良いかもしれません。

そして、アーモンドミルクには牛乳の1.5倍以上のカルシウムが含まれています。加齢とともに骨の健康が心配になる女性にとっては、アーモンドミルクからしっかりカルシウムを摂取して骨の健康維持に役立てることが期待できそうです。

乳製品が苦手な人でも飲める

アーモンドミルクは、乳糖不耐症・乳製品アレルギーなどの人でも問題なく飲めることも大きなメリットの一つです。これまで牛乳が飲めなかった人は、ぜひアーモンドミルクを飲んでみてはいかがでしょうか。

アーモンドミルクを飲む際の注意点


上記のようにさまざまなメリットがあるアーモンドミルクですが、飲むときには以下の3つのポイントに注意しましょう。

アーモンドアレルギーの人は飲めない

アーモンドも食品である以上、アレルギーを持つ人もいます。そのため、アーモンドアレルギーを持つ人は、飲むのを避けるか控えるようにしましょう。

たんぱく質が少ない

アーモンドミルクは牛乳や豆乳と比較して、特徴的な栄養価値がありますが、たんぱく質の含有量が非常に少ない点には注意が必要です。アーモンドミルクには、同容量の牛乳の7分の1から8分の1程度しかたんぱく質が含まれていません。

このため、牛乳からアーモンドミルクに変更しようと考えている人、あるいはすでに牛乳の飲用をやめてアーモンドミルクに変更した人では、食事でたんぱく質をしっかり摂取する必要があります。特に、運動習慣のある人はたんぱく質の必要量が通常より多くなりますので、しっかり注意しましょう。

家庭の食習慣としてアーモンドミルクの導入を検討している場合、これまで牛乳を飲んでいたのであれば、子どもの成長という観点からすると、それをアーモンドミルクで代用しないほうが良いでしょう。子どもの成長にとって、乳製品からのたんぱく質やカルシウムの摂取が非常に重要だからです。

バランス良く摂取する

どのような食品でもそうですが、健康のためには一つの食品を摂り続けていればよいわけではなく、多様な食品をバランスよく摂ることがもっとも重要です。牛乳かアーモンドミルク、あるいはその他の植物由来の製品(豆乳や米乳など)のどちらかと決めてしまうのではなく、それぞれの栄養的価値を組み合わせて食習慣を作り上げていくことが大切なのです。

まとめ

アーモンドミルクは牛乳と比べて糖質・脂質やカロリーが少なく、食物繊維が多いため、ダイエットを考える人や便秘に悩む人におすすめです。また、抗酸化作用を持つビタミンE、貧血予防になるビタミンB12、骨の健康を保つカルシウムも多く含まれるため、アンチエイジングや加齢による骨粗鬆症を防ぐのにも効果が期待できます。

一方で、子どもの成長のためにはたんぱく質が少ないので注意しましょう。アーモンドミルクだけを摂取するのではなく、牛乳やその他の食品と組み合わせて摂取するのがおすすめです。

監修者プロフィール

彦井浩孝NPO法人チャレンジ・アスリート・ ファンデーション理事長
彦井浩孝NPO法人チャレンジ・アスリート・ ファンデーション理事長

スポーツ栄養学の観点からも、運動やスポーツにおけるマグネシウムの働きには注目すべきところが多くあります。にがりを水や飲料に薄めて使用することで、スポーツや運動を楽しむ方が日常から手軽に海からの自然なマグネシウムを摂取することができます。

【プロフィール】
オレゴン州立大学健康人間科学研究科博士課程修了。博士(Ph.D.)。NPO法人チャレンジ・アスリート・ファンデーション理事長。横浜市病院協会看護専門学校非常勤講師。
専門は運動生理学・栄養学・トレーニング学。トライアスロン歴32年。

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