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新事実・マグネシウムは筋肉作りをサポート!代謝アップでエネルギー産生にも効果的

年齢を重ねてもいつまでも元気で若々しくいるためには、筋肉量の維持が必要不可欠です。美しいボディーラインを保つことや高齢になってからの転倒や骨折による寝たきり、日常生活動作の困難を防ぐためにも、筋肉は重要。筋肉量を増やせば、基礎代謝量も増えて太りにくく痩せやすい身体を作ることにもつながります。今回は、マグネシウムが筋肉量を増やす可能性について、赤穂化成株式会社が行った研究結果を中心に解説します。

健康のためには、代謝アップと筋肉量維持が重要!

一般的に、加齢により代謝量や筋肉量は衰えてきます。例えば、加齢とともに太りやすくなるとされていますが、これは基礎代謝量が減るためです。

  • 基礎代謝:生命活動を維持するために必要なエネルギーのこと。24時間絶え間なく使われ続けるため、1日の総消費エネルギーの約7割にものぼります。

特に、30〜50歳代の中年期に運動量が少ないと、筋肉量が急激に減少するリスクが高いとされています。筋肉量の急激な減少は、以下のような問題につながる可能性がありますので、できる限り避けたいものです。

  • ・歩く速度の低下
  • ・着替え、入浴など日常生活の動作が困難に
  • ・身体のバランス機能が悪くなり、転倒や骨折の危険性が高まる

マグネシウムが筋肉を作る!?

2021年、赤穂化成株式会社が行った細胞研究で、マグネシウムが筋肉形成を促進することが示唆されました。

従来からマグネシウムには筋肉を緩め、カルシウムが筋肉を収縮させる働きがあることが分かっていました。今回はそれに加え、マグネシウムが積極的に筋肉形成を促進する可能性が示唆されたことが大きな成果です。

そもそも筋肉を形成する過程は、以下のようになっています。

間葉系幹細胞 → 筋芽細胞 → (筋細胞) → 筋管 → 筋繊維(筋肉)

今回行った研究は、上記「筋芽細胞 → (筋細胞) → 筋管」の段階におけるものです。「筋管」は、筋繊維(筋肉)を新たに形成したり、元からある筋繊維と融合して骨格筋を再生したりする組織のことです。

海洋深層水由来の「にがり(主成分はマグネシウム)」を飲料や食事で摂ることで細胞培養液中のマグネシウムを増やすと、筋管の形成度合いが高まる傾向が見られました。筋管の形成が促進されると、筋肉形成も促進される可能性が高いと考えられます。

マグネシウム不足で筋痙攣が起こるのはなぜ?

首・肩・腰などに生じるが、特にふくらはぎ(こむら)に起こると「こむら返り」と呼ばれることで知られています。これは、運動で汗をかくとカルシウムよりもマグネシウムが多く失われてしまうために起こる現象です。

筋肉の収縮と緩める働きは、カルシウムとマグネシウムがそれぞれ司っています。しかし、発汗でマグネシウムが大量に失われると、カルシウムが多く残るため、過剰に収縮してしまうのです。すると、「足がつる」「こむら返り」などの症状が生じます。

また、体を動かすエネルギーを作るには、ブドウ糖を細胞内で代謝して生じる「ATP」という物質がもとになりますが、このATPが作られる過程で必要な10種類以上の酵素反応にはマグネシウムが必須です。サッカーやマラソンで試合の後半に足がつるのも、体内のマグネシウムがエネルギーを作り出すときに使われ続けて不足するためだと考えられます。

マグネシウムは代謝アップ、エネルギー産生にも効果的!


マグネシウムは体内のほとんどすべての酵素反応に必要(約600種類)なミネラルです。特に、エネルギー産生に深く関わっているとされます。

エネルギー産生において重要な「糖代謝」では、ブドウ糖を代謝してできる「ATP」という物質が重要であり、ATPを作る過程での酵素反応にも、マグネシウムが必須です。つまり、マグネシウムが不足するとエネルギー産生が落ち、日々の食生活で不足すると筋肉の働きが低下したり、肥満につながったりすることもありえます。

今回の研究で海洋深層水由来の「にがり(主成分はマグネシウム)」を用い、細胞培養液中のマグネシウムを増やしたところ、筋管細胞から産生されるATPの量が増えたことが改めて可視化されました(図1)。これらのことから、マグネシウムには筋肉の働きをスムーズにしたり、ダイエットに役立つ効果が期待できると考えられます。

マグネシウムを多く含む食品については、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

今回の研究により、初めてマグネシウム摂取により筋肉形成に役立つ可能性が示唆されました。また、マグネシウム摂取により代謝アップにつながるATP産生量を増やすことが可視化されました。いつまでも美しく健康で自立した生活を送るためには、筋肉量や代謝量の維持が必要不可欠です。ぜひ、にがりや海洋深層水飲料などでマグネシウムを効率的に摂取してみてはいかがでしょうか。

監修者プロフィール

野中香映
野中香映

「にがり普及委員会」でにがり・マグネシウムの健康情報を発信しています。グルメツアーで各地の塩やにがりを研究中。ライフワークは、「マグネシウム」というミネラルをカルシウムと同じくらいの知名度にすること。

Instagram:@shiny_salt

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