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昆布の栄養素は?うまみ成分や調理のコツを解説

和食に欠かせない昆布は、低カロリーでヘルシーでありながら豊富な栄養素を含む食材です。今回は昆布に含まれるミネラルや食物繊維などの栄養素や、うまみ成分についても解説。また、昆布の栄養成分を効果的に摂取できるおすすめの調理方法を紹介します。

乾燥昆布

昆布の特徴

昆布は海藻の一種で、低カロリーで非常にヘルシーな食材です。日本では主に北海道で生産されています。
年中市場に出回っている昆布ですが、大きく成長する7月~9月が採取時期です。太陽の光を浴びながら干されることで、昆布のうまみが凝縮されます。

昆布に含まれる主な栄養素

かごにのせた昆布

昆布は、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれており、健康食材といわれています。ここでは、昆布に含まれる栄養素を解説します。

ミネラル

昆布には、身体の調整役をしてくれるミネラル(無機質とも呼ばれる)が豊富に含まれています。例えば、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、ヨウ素、亜鉛などが挙げられます。ここではそのうちカルシウムとマグネシウム、鉄、ヨウ素について取り上げます。

  • ・カルシウム
    カルシウムは、骨や歯をつくるのに欠かせないミネラルです。実は、昆布には牛乳の6倍以上のカルシウムが含まれています。
  • ・鉄
    鉄は赤血球をつくり、酸素を全身に運んだり、酸素を筋肉に吸収させたりする働きをしているミネラルです。貧血予防や疲労感の軽減が期待できます。昆布の種類によるものの、細目昆布であれば乾燥プルーンの9.6倍の鉄分量を誇ります。
  • ・ヨウ素
    ヨウ素は甲状腺ホルモンを構成する成分です。基礎代謝を高め、身体の成長を促進するため、成長期の子どもは特に摂取したい栄養素です。ただし、食べ過ぎると甲状腺機能の低下につながることも。
  • ・マグネシウム
    マグネシウムは基礎代謝を高め、中性脂肪を体外に排出させる効果をもつミネラルです。ダイエットや生活習慣病予防が期待できます。

マグネシウムの効果は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

食物繊維

食物繊維は、5大栄養素(たんぱく質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル)に次ぐ「第六の栄養素」と呼ばれる栄養素です。腸内細菌のバランスを整えたり、血糖値の急激な上昇を抑えたりしてくれます。

昆布に含まれるのは、水に溶ける「水溶性食物繊維」です。ごぼうの約5倍も含まれています。

うまみ成分「グルタミン酸」・「アスパラギン酸」

グルタミン酸は代表的なうまみ成分で、アミノ酸の一種です。グルタミン酸は昆布に含まれるアミノ酸の約20%を占めています。グルタミン酸はおいしさを引き立てるだけでなく、積極的に食品から摂取することを推奨されている準必須アミノ酸です。脳の活性化や生命活動を維持するエネルギーを作り出しており、健康上も重要な役割を果たしています。

一方、アスパラギン酸は昆布に含まれるアミノ酸の約12%を占めているアミノ酸です。たんぱく質を構成しているアミノ酸の一つで、疲労回復やスタミナ増強の効果があります。

昆布調理のコツ

昆布巻き

豊富な栄養成分を含んでいる昆布ですが、昆布を調理する際に、栄養素やうまみ成分を引き出すコツを解説します。

「ちょい置き昆布」を作って常備する

昆布は毎日食べることで、体脂肪の減少や血圧の低下といった生活習慣病につながる要因を抑制させる効果があります。しかし、いざ使おうと思っても、戸棚にしまってある昆布を取り出す手間があると、調理が億劫になってしまうことも。

そこで、普段使用する5cm~10cmの長さに刻んだ昆布を保存瓶に入れて、他の調味料とともに常備することがおすすめです。すぐに使えるように一工夫するだけで、昆布を使った日々の調理が楽になります。

昆布だしにする

昆布の食物繊維やうまみ成分は水溶性であるため、出汁にすることで効果的に摂取できます。煮出しや水出しすることで栄養素やうまみ成分を凝縮できるでしょう。

ただし、煮出しする際には、昆布を入れている間に沸騰しないように注意しましょう。うまみが抽出できず、ぬめりが出てしまうことも。

だしがらも残さず食べる

昆布の栄養成分が多く残されているため、だしがらも摂取すると良いでしょう。
ふやけて柔らかくなった食感が苦手という方は、細かく刻んで五目ご飯の具に加えたり、お酢を加えて身を引き締められる酢昆布にしたりすると、食べやすくなるためおすすめです。

ビタミンと一緒に食べる

昆布に含まれるカルシウムや鉄の吸収率を高めるために、ビタミンが豊富な食材と食べるようにしましょう。おすすめのビタミンとそれぞれのビタミンを含む食材の例を以下にまとめました。

  • ・ビタミンC(鉄の吸収率がアップする):パプリカ、ブロッコリーなど
  • ・ビタミンD(カルシウムの吸収率がアップする):きのこ類、サンマ・イワシなど
  • ・ビタミンK(カルシウムの吸収率がアップする):モロヘイヤやほうれん草などの青菜、豆類

まとめ

昆布は、食材の中でも栄養素が豊富にあるため積極的に摂取したい食材の一つです。うまみ成分も多く含まれているため、調理の幅を広げられます。最近では昆布だしパックを使用することで簡単に昆布の風味を味わうようになってきました。ご紹介した調理のコツを活かしつつ、まずは昆布だしをとってみてはいかがでしょうか。

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