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朝ごはんの新常識!効果やおにぎりと味噌汁のおすすめレシピ

ダイエットのため、朝には時間がないから、などの理由で朝ごはんを抜く人は少なくありません。しかし、朝ごはんを抜くとなんとなくボーッとしてしまう、やる気が出ない、イライラしてしまうなどの経験はありませんか?朝ごはんは、1日をスタートさせるスイッチでもあり、1日のエネルギー源になる大切な習慣です。本記事では、朝ごはんの効果やおすすめのレシピをご紹介します。

朝ごはんの効果

朝ごはんには、主に以下の5つの効果が期待できます。

朝ごはんの効果①:集中力や記憶力がアップ!

朝ごはんをしっかり食べることで、脳のエネルギー源である「ブドウ糖」を補給できます。脳がエネルギー源として使うブドウ糖は体内に大量に貯蔵しておけないため、不足しやすいのです。特に、前日の夜から何も食べていない朝の空腹な状態は、脳のエネルギー源であるブドウ糖も不足しているため、朝ごはんを食べないと脳が働きません。朝ごはんを食べることで、脳にエネルギーが送られ、脳が活発に働けるため集中力や記憶力のアップにつながります。

朝ごはんの効果②:体内リズムが整う!

人間には体内時計というシステムがあり、人間の身体は脈拍や血圧、体温、ホルモン分泌量などを微調整しています。人間の体内時計は約25時間と言われており、地球上の1日である24時間と1時間程度ズレているため、毎日そのズレを修正する必要があるのです。

体内時計がズレたままだと、睡眠リズムが崩れたり、さまざまな不調が現れやすくなったりします。ズレ修正に効果的なのが、朝日を浴びることと、朝ごはんを食べること。朝ごはんを食べて身体に「朝ごはんの時間」を教えることで、心身ともに健康に毎日を過ごせるようになるでしょう。

朝ごはんの効果③:イライラ解消!

朝ごはんをよく噛んで食べることで、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」が分泌され、イライラ解消につながります。また、セロトニンの分泌にはたんぱく質に含まれる「アミノ酸」が重要です。たんぱく質が豊富な朝ごはんを食べることで、セロトニンを十分に分泌させられるでしょう。

また、セロトニンは夜に睡眠をコントロールする「メラトニン」というホルモンの原料にもなります。そのため、セロトニンをしっかり分泌させておくことで、睡眠リズムを整える効果も期待できます。夜しっかり眠れていない場合は、たんぱく質の豊富な朝ごはんをよく噛んで食べ、セロトニンを十分に分泌させましょう。

朝ごはんの効果④:肥満予防に!


朝食を毎日食べる方が肥満になりにくいということが日本や外国の調査でも、ラットを使った実験でも明らかになっています。朝ごはんを食べると、体温が上がってカロリー消費量が増えます。これを「食事誘発性熱産生(DIT)」と言いますが、DITは夕方よりも朝の方が上がりやすいとされているため、朝ごはんを食べて代謝を増やすのは非常に効果的といえるでしょう。

参照:
農林水産省「『めざましごはん』について

朝ごはんの効果⑤:便秘解消にも!

朝ごはんを食べることで、胃腸を刺激してスムーズな排便につながります。食物繊維の摂取を心がけるとよりよいでしょう。毎日決まった時間に胃腸を刺激することでリズムができるため、朝ごはんを習慣づけることが便秘解消に効果的です。

朝ごはんを食べないと…

一方、朝ごはんを食べないと以下のようなデメリットがあります。

やる気が出ない

朝ごはんを食べないと、脳にエネルギー不足の状態が続いてしまいます。そのため、集中力や記憶力が十分に発揮できず、勉強や仕事がはかどりません。また、ブドウ糖は脳だけでなく身体を動かすエネルギー源にもなりますが、やはり朝はエネルギー不足なので、朝ごはんを抜いた状態だとだるさや疲労感で元気が出なくなってしまうのです。

太りやすくなる

朝ごはんを摂らずに昼食を摂ると、身体は前日の夜から非常に長い間、エネルギー欠乏状態となり、昼食の際に血糖値が急激に上がることになります。血糖値が急激に上がると、身体は余ったエネルギーを溜め込もうとしてしまい、太りやすくなってしまうのです。血糖値が急激に上がることは、動脈硬化など生活習慣病を引き起こしやすくなるリスク因子になるため、その点でも注意が必要です。

「おにぎり+味噌汁」で簡単朝ごはん!


朝ごはんを食べられない理由に多いのが、「朝は時間がない」というもの。そこで、手軽に食べられるおにぎりと味噌汁で朝ごはんにすると、時短かつ栄養バランスも良くなります。おにぎりや味噌汁の具を工夫して、たんぱく質や食物繊維を摂取できるようにするとよりよいでしょう。一例を以下に紹介します。

  • ●ツナマヨおにぎり(2個分)
  • <材料>
  • ごはん…200g
  • ツナ缶…1/2缶
  • マヨネーズ…大さじ1
  • しょうゆ…小さじ1
  • のり…2枚
  • <作り方>
  • 1.ボウルでツナ缶、マヨネーズ、しょうゆを混ぜる。
  • 2.ラップの上に半分のごはんを広げ、1.を半分のせて包み、三角形に握る。2つ作る。
  • 3.のりを巻いて完成。
  • ●切り干し大根と厚揚げの味噌汁(1杯分)
  • <材料>
  • 切り干し大根…10g
  • 厚揚げ…1/2枚
  • 水…200mL
  • 味噌…小さじ2
  • <作り方>
  • 1.切り干し大根はさっと洗って水気を切り、半分の長さに切る。厚揚げは食べやすい大きさに切る。
  • 2.鍋に水と切り干し大根を入れて中火にかけ、お好みの柔らかさになったら厚揚げを加えてひと煮立ちさせる。
  • 3.火を止めて味噌を溶き入れたら、完成。

朝に作っている時間がないという場合は、前日の夜に作り置きしておいたり、味噌汁は夜に多めに作って朝に温め直したりするのもおすすめです。

まとめ

朝ごはんは体内リズムを整えて太りにくい身体をつくるとともに、1日をスタートさせる重要なスイッチであり、エネルギー源にもなります。今回ご紹介したレシピなら、朝の忙しい時間でも手軽に朝ごはんが食べられます。なんとなくやる気が出ない、イライラしてしまうという人は、まず朝ごはんをしっかり食べることから始めてみてはいかがでしょうか。

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